桜の香り
ここ伊那谷でも昨日の雨でだいぶ桜が散り、今日は足元に桜の波が広がるようでした。
さて今日は桜の香りについての呟きです。
桜の香りというと皆さんはどんな香りを思い浮かべますか?きっと桜餅の匂いを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?桜並木の下を歩きながら、今日私が感じたのは甘い香りでした。でも、秋の落ち葉のシーズンには桜餅の香りを感じた記憶があります。
桜にはオオシマザクラやヤマザクラなど花から香る品種もあれば、ソメイヨシノをはじめとする多くの品種の様に、香りが弱くなかなか匂いを感じられない品種もあります。桜の匂い成分はベンズアルデヒド(バニラやアーモンドなどにも含まれるお菓子のような甘い香り)、β-フェニチルエチルアルコール(バラの主成分である上品で優雅な香り)、アニスアルデヒド(甘さのあるスパイス調の香り)、そしてクマリン(桜の塩漬けの香り、トンカビーンズという精油の香りでもあります)などが混ざりあっています。この桜の塩漬けの香り成分であるクマリンは花や葉が枯れた時に香るのだそう。だから、私は今日甘さのある香りを感じ、秋には桜餅の香りを嗅いだのですね。
香りの世界ってやっぱり面白いですね。
今年は、新型コロナの影響でゆったりと桜を楽しむことも出来そうにありませんが、機会があったら香りの違いを楽しんでみてくださいね。
今日の呟きでした。
みなさんの毎日が健やかでありますように!
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